
昨晩「盧佳世コンサート&トーク」に行った。
2月20日 19:00〜21:00 平和市民公園/能楽堂
入場料1500円(前売) CD2000円(購入自由)


出演
盧佳世(の・かよ) シンガーソングライター
神奈川県川崎市出身 両親(父一世、母二世)の韓国姓「盧」を成人後名乗る
'96より、在日Koreanオペラ歌手、田月仙(チョン ウォルソン)氏の指導のもとKorea歌曲を中心に歌う「東京セパラム合唱団」で歌い始める。
2002年幼い頃からの夢だった「歌手」になる事を決意、友人二人と共にアカペラ・ゴスペルLiveを行ったのをスタートにソロ活動に入る。
不思議な縁などによって、いろいろな人や詩との出会いがあり、オリジナル曲を創りはじる '05,11,念願のCD1stアルバム「マウム〜こころ〜」をリリース!


その後もシンガーソングライターとして、次々と新曲を生み出している。現在、多くの友人知人やファンの温かなまごごろと応援に支えられて、活動の場が広がっている。
'07,4,には晴れて? ADDと診断され、「個性的な脳のはたらき」と上手く折り合って生きて行く方法を模索中でもある。
主な活動:Liveハウス,レストラン,お寺,イベント(個展,DVシェルター,お祭りetc.)など
出演歴:Koreanフェスティバル(韓国)秋田白神きみまち舎コンサート・レヴィン追悼コンサート(千葉、大分)・団塊サミット・北鎌倉匠の市・戦争性暴力被害者証言集会・多文化共生フェスティバル・カフェ・フーケlive etc.。
レパートリーは、オリジナルから、Korea民謡、Pops、JAZZ、ボサノバ、etc.
大分には彼女と親しい「おおいた団塊くらぶ」幹事の猪口恒有氏とのかかわりで、今回3回目の来県演奏である。
矢野敏広 ギタリスト
中学時代にフォークソングの洗礼を受け、高校卒業後上京、ライブハウスを中心に活動を始める。1980年、朴保(パクポオ)&切狂言(きりきょうげん)に参加。10年のブランクを経て、1992年より活動を再開。現在、李政美、趙博のギタリスト・マンドリン奏者として、日本各地、韓国でのライブ活動を行う。日本Jazz界伝説のギタリスト、高柳昌行にギターを師事した経歴を持ち、確かな技術と幅広いジャンルをこなす柔軟性を持ち合わせる。日本の即興シーンでマンドリン奏者は非常に珍しく注目を集めている。北海道出身。
ゲスト出演
森進一郎(57) 初代南こうせつとかぐや姫のメンバー
大分市にある自身が経営する府内フォーク村「十三夜」で、彼女が作曲した曲「かたち」という曲を歌っています。(2007年別府で彼女とコンサートも行っている)
前述のADDについて知らなかったので調べてみました。
ADHD (注意欠陥多動性障害) とは、Attention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、ADDは、その中で多動性 (Hyperactivity) がないものをいいます。
脳の中で≪化学的な情報伝達システムが安定していない≫(先天性の中枢神経の代謝障害)ことで大方の意見は一致しているようです。
脳そのものに問題があるわけてもなく、気質的な損傷も無く、頭が悪いわけでもまた、心理上の問題があるのでもないという。(かえって頭の良い人が多いようです)
脳の中で情報をやりとりしている 神経伝達物質という化学物質が、何らかの理由で上手く出ないため行動がきちんと制御できず安定しない。
(落ち着きがない・物忘れが激しい・コロコロ気が変わる・一つの課題に集中できない)
このため、
・ 注意力のレベル
・ 活動レベル
・ 衝動性のレベル
この3つの分野に影響が出て来る。
ADDの人は 素晴らしい 潜在能力があるのに それが発揮できない という人もいる。
脳の中の情報伝達が不安定と言っても、実際の影響の現れ方は人により様々で、同じ人でさえ時期によって症状が違うため、日常生活上混乱のもとになる訳であるが、脳の活動の違いが、どのようにして実際の症状となって現れるか・・・そこまではまだ定説がなく、ある種の薬を飲むと症状が大きく軽減されることから、そうした薬が影響する神経伝達物質が関わっているらしいと言われている。
また、特定はされていないようですが、遺伝子により伝わるという点では 一致しているようです。
生まれつきのもので、家族や親戚にも 同様の苦労をしている人が見つかる可能性もあります。
ときには、何らかの外傷や疾患、あるいは学習障害のためにADDの症状が現れることもあるそうです。
長くなりますので今回はこのあたりとしますが、昔は“子供の躾がなってない”などと叱っていたが、じつはある種の病気がそうさせていたのだとすると大変不幸な話である。
身近なところにこの症状(傾向)のある者が居る。 接し方を考えねば
日本の伝統文化を象徴する能楽堂・能舞台でのコンサートであったが、不自然さを感じることもなく、あまり広くはない客席がまた一体感を醸し、不思議なステージとなっていた。
伴奏がギターのみ、歌手の衣装がチマチョゴリというトラディショナルな演出のせいか?
演奏内容は‘しゃべり’が多過ぎるため、折角の雰囲気をそこなう心配もあったが、軽妙なトークのギタリストに救われていた。シンガーソングライターということで自曲の演奏が多く見られたが、どうしても曲調が一辺倒になりがちで、彼女の持ち味である多少低めの綺麗な澄んだ声を活かしたナンバーに工夫した方が会場も盛り上がったのではないだろうか? (2〜3曲おぼえたいなというものもある)
“今年は年女です 年はいくつに見えますかー” との問いかけに 会場が10歳若い28と答えたときの彼女の大喜びの笑顔が印象的であった。
帰りに入り口で CDにサインしてもらい(あまり買う気はなかったが、つい)、これを聴きながらこのブログを書いているが、どういうわけかCDで聴くほうが良い
なぜだろうか??
能楽堂での演奏会 一度体験してみたい