閑居六尺

これは雑記です。 Since 2008.4~ 大分県大分市在住

釘宮哲子展

釘宮哲子

“石垣を描くと命が縮まるのよ”と35年ほど前に聞いたことがある。 
久しぶりにお会いし、いくつか石垣や石積みの絵があったので、“相変わらず手抜きなしで精密に描写されてますね”と申上げたら“変わるわけないじゃないの、これが私の絵なんだから”(多少表現は違うが、そういった意味)と言われた。 それ程克明に、一つ一つを大切に描写するため、その時は息を詰めて描いている。 そのため酸欠状態となることからそう言っていたことを思い出した。 

“あなたいい歳とってるわね”と言われたが、そっくりそのまま彼女に返したい
後期高齢者(失礼)をはるかに超越し、縮まるどころかますますお元気な姿と、何でも‘歯に衣を着せぬ’率直にお話される昔のままの彼女に安心した。

音楽にも縁のなかった私だが(なぜか?現在合唱をやっている)、絵画にも全く縁がなかった。そんな日常のなかで、ひんなことから彼女と出会い、そのうえ、我々夫婦の実質的な結びの恩人ともなった。 "縁とは異なもの"である


‥空想と現実が織り成す、心象の世界‥5月20日(水)までです 一度ご覧になったら


“あなたも描いてみたらいい”と言われた、よっしゃー!(その気になるんかい?)