マカオ観光局主催 東洋と西洋の調べが出会う「マカオの夕べ」コンサート
ポルトガル王の命を受けアジアを回り、1549年に日本に初めてキリスト教を伝えた「フランシスコ・デ・ザビエル」に所縁の九州3都市での開催、まさに‘ザビエルの道’でのコンサートといえる。会場でOさんを見つけご一緒する
○鹿児島会場(6月14日(火) 会場:鹿児島市民文化ホール)
○長崎会場(6月16日(木) 会場:長崎市公会堂) につづき
○大分会場
音楽(ポルトガルギターと中国古箏(こそう)の共演)や映像を通して、大航海時代の日本とマカオの交易を組曲形式でたどりながら、文化的・芸術的色彩の濃いマカオの魅力を楽しむイベントとなっていた。
異国情緒たっぷりでのコンサートに暫し時を忘れた
マリオネット(ポルトガルギター・マンドリュート)
日本におけるポルトガルギターのパイオニア「湯浅隆」とマンドリン奏者「吉田剛士」によるアコースティクデュオ。独特のオリジナル音楽の創作等多彩に活躍中 マカオ観光局音楽大使
鶯と燕(中国古箏)
武漢出身、中国箏デュオのスーパー・ツインズ。2003年から日本に活動拠点を移し双生児ゆえの息の合った演奏で注目を集めている。2010年春よりNHK教育テレビ「テレビで中国語」に出演、2011年からはテーマ曲を担当
鹿糠ちはる(ヴォーカル)
1997年札幌市内で音楽活動を開始。2003年から「マリオネット」と共に日本全国ツアーを行う。2005年ポルトガルに渡り「casa do fado」(ファドのライブハウスで有名)な「maior」のジュリエッタ氏に指導を受け評価を得る。東京を拠点に活動中
地元の 大分マンドリンオーケストラ 関係者ブログより、ゲネプロ風景か
‘メランコリー’とは失礼な言い方かもしれないが、ポルトガルの民俗歌謡「Fado」はそのように聞こえた。決して退廃的なマイナスイメージで捉えているのではなく、日本人の心の歌・演歌のような歌い継がれてきた民俗歌謡として聴こえるし、まさに庶民の心の歌と言っていいと思う。日本人に多くのファンがいるという所以でもあると思う。
ポルトガルの首都リスボア(リスボン)の下町に生まれたこの「Fado」は 、運命・宿命 (=Fate(英))の意味を持っていると言われる。
Fado には叶わぬ愛、宿命の苦しみなど、限りないメランコリーを歌うものから、軽快な波止場の噂話やお祭りの歌など明るい即興歌謡の面影が残るものまで、幅広い多様性があるのである。中でも特に「我が町リスボア」を歌った歌詞は多く、それらは、我らの町、そこに住む人々の誇りと喜び、人々への愛情に満ちている。 Casa do Fado でこれら「リスボア」の歌が歌われるとき、期せずして観客達の大合唱が起こり、いかに彼らが「我が町リスボア」に愛着と誇りを持っているかを思い知らされる。
Fado は「暗く、悲しく、寂しい、絶望的なもの」ではなく、どんなに厳しいときであってもしたたかに生き抜く庶民の、エネルギーに満ちた力強い歌であるということを、あらためて認識して欲しいと考える。 <Marionette Home Pageより抜粋>
Guitarra Portuguesa & 古箏/夢は黒潮に乗って/Marionette & 鶯と燕
当日頂いた資料から
マカオの最も有名な歴史的建築物の一つであるポルトガル17世紀の大聖堂である。この「聖パウロ天主堂跡」は、2005年 公式にユネスコの世界遺産「マカオ歴史地区」の一部として登録されている。
そういえばこの聖堂、昔会社の旅行で訪れたことがあったので写真を探してみた。
1992.7.11とあるので18年前だ。懐かしい顔ぶれが見える。しばし回顧
‘マンドリンオーケストラの演奏、マリオネットの演奏、さらに中国古筝奏者の(イン&イェン)、ファド歌手(鹿糠ちはる)’との共演、という豪華な組み合わせは珍しくめったには実現しないとのこと。
何か儲かった様な気分で帰った