閑居六尺

~ あの日、あの時 ~

人生の楽園

最近 高齢者達の事件・事故の加害・被害報道が多く、その一人として気が滅入っている。
そんな折、大学時代の同級生から1通の葉書を受け取った。彼は大分第一Hの会長をしていたのでビルの売却によってどうしたのかなー、と思っていたところでもあったが、つながりを大切にする彼らしい文面に流石I君と改めて感心するものがあった。
もともと東京出身であるので、足掛け12年間の単身生活からやっと家族とともに自宅で暮らせることになったようだ。私も 広島、山口と単身生活を送ったが、仕事には没頭できるとしても、夜の侘しさは経験した者でないと分からない冷え冷えとした10年間であった。現在の彼の心境推して余りある。

その葉書に、学生時代我々が活動していたサークルの先輩ご夫婦の生活がテレビで紹介されると書かれていたので早速拝見させていただいた。(45年ぶり)
10月13日(土)テレビ朝日(大分ではOAB)「人生の楽園」という30分番組
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/contents/nextweek/cur/index.html

番組紹介を見ると "いい人生の歩き方発見番組" とある。

6年前、東京から奥様の故郷岩手県奥州市に移住、古民家を改造して自然とともに暮らす‘終の住処’とし、奥様の趣味である陶芸と料理に生甲斐を感じていらっしゃる。
古民家
工房
何よりも感心したのは“第二の人生は妻の思い通りに暮らしたい。私はついて行くだけ” という。元ホテルマンの先輩、職業柄現役時代は相当忙しく働いていたと思う。そんなハードな生活を送ったとは思えない、スッキリとした面影を見ながら、むしろ若々しく活き活きとした姿に羨望さえ覚えるものがあった。
カフェ
家族と
自分中心のサラリーマン生活に対する罪滅ぼしのような気もするが、思ってもなかなか出来ないのが我々の年代である。180度の人生転換に心より敬意を表するとともに、‘爪の垢でも煎じて飲む’必要があるなー と思った次第であった。
屋外パーティ


高度経済成長のなかで、モーレツ社員として昼夜を分たず働き、日本の繁栄に貢献してきた団塊の世代の先輩・ご同輩達ではあるが、2025年には老人化率(全人口に占める65歳以上の割合)が25.8%に達するという高齢化社会の到来で、悪化する年金財政という大きな課題を抱え、むしろ厄介者扱いになりつつあるというのが実態であろう。

老後の生活資金のことも大変心配になると思うが、金銭で購えない生きる糧となる人生設計の参考としたい。



かれこれ45年前の想い出の写真を見つけました。
東京ユニバ―シアード選手村。

実習時に仲間と

1967年 代々木
夏合宿で菅平?
勿論本人も写っておりますが、その他の顔出しとなった方ご勘弁を(多分相当変貌?)


"人生に逃げ場なし" 存分に生き ‘ピンコロ’で終わりにしょう!!